〜あなたの経験、あなたの思い、あなたの声をうけとめます〜
来る11月26日(土)午前10時から午後3時まで、全国の医療事故相談窓口で一斉に、電話による、医療事故に関する相談受付が行われます。
この企画は、名古屋にある医療事故情報センターの呼びかけで2年に1回実施されているもので、今回が11回目となります。
自分や身内の医療に関して、事故かな?と感じた経験を持っている人は、結構たくさんいらっしゃると思います。けれど、ならば法律相談に出かけるかというと、ためらってしまう方が多いのではないでしょうか。
医療事故一斉相談受付は、そんな、相談してみたい気持ちを胸に秘めながら、一歩踏み出せないでいる方々にも、ちょっと電話をかけてみませんか、と呼びかけるものです。
病院で入院中に、避けうる医療事故によって命を落とす人は、交通事故で亡くなる人よりも多い、と、アメリカのある統計は報告しています。
医療事故を、悪しきもの、封印すべき汚名として、事実を伏せる時代は過去のものになりつつあります。ひとつの医療事故には、学ぶべき多くの教訓が含まれています。事故事例を集積し、原因を分析して、未来の医療における患者の安全を守ろうという動きが、すでにはじまっています。このブログでも何度かご紹介しているとおりです。
事故ではないか、という思い、あの結果は避け得たのではないかという悔いは、声を上げてこそ、はじめて、未来の医療を栄養するものとなります。
九州・山口医療問題研究会福岡県弁護団でも、当日、全国と同じ時間帯に、一斉相談受付を行います。5名以上の弁護士が待機し、電話でお話をお聞きします。
この日は、あくまでも相談の「受付」ですから、事案の詳しい内容はお聴きしません。けれど、当日全国で受け付けられた事例の件数や、科目、事案の特徴などを数値化し、マスコミに発表するために、簡単に事情をお尋ねします。実際に面談相談まで希望されるかどうか、相談者にご判断いただく程度の事情はお聞きすることになります。
正式な相談は、ご希望があれば、面談でお受けします。後日、弁護士2名が1時間無料で相談を担当します。その際は、相談会場までおいでいただくことになります。
当日は、福岡県弁護団の通常の電話番号とは異なる、当日のみの番号で受け付けます。当日の番号については、後ほど改めて、ここに掲載させていただきますので、お待ちください。
気がかりな事情を抱えておられるお知り合いにも、声をかけていただければ幸いです。
(管理人)
2011年10月13日
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