2019年09月25日

今年も医療事故110番を行います

 私達は毎年12月に医療事故110番と称して、医療事故に関する相談を電話で受け付けるイベントを開催しています。
 このイベント、なかなか広報が行き届かないのですが、うまく広報できたときには、ひっきりなしに電話が鳴ったりもします。実は、医療過誤ではなかったのか…と、不審に思いながらも声を上げられずにいる方って、未だに多いのだな、と、毎回思い知らされるのでした。

 今年は、12月ではなく、間もなく、
10月12日(土)午前10時から午後3時までの間
下記の電話番号で相談を受け付けます。

   092(641)2007

 この番号は、当日限りです。くれぐれもお間違いなきように。
 2015年10月1日に医療法の改正により、「医療事故調査制度」が始動してから、この10月で5年目の節目を迎えます。
 これを記念して、愛知県にある医療事故情報センターが全国の医療問題弁護団・研究会に呼びかけて、全国一斉で電話受付を行うことになったものです。
 数多くの医療過誤被害者たちの、私達の被害に学び、再発防止につなげてほしい、医療事故に学ぶ文化を医療の中に育てたいという思いを受けて始動したこの制度、しかし、十分に機能しているとは到底いえない状況です。
 この制度では、医療に起因する「予期しなかった」死亡や死産をもって「医療事故」と位置付けています。
 つまり、対象はとても広域にわたるはずです。
 けれども、実際には予期しなかった死亡や死産があっても、病院管理者は「事故ではない」「予期できた」と言って、なかなか届け出ようとしないのです。
 そこには、いまだに、事故と過誤を混同している誤解があるように思われてなりません。
 事故に学ぶことの大切さを、これからも言葉を尽くして伝えていきたい、そう切に思います。
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2018年09月20日

九州・山口医療問題研究会の総会を開催しました

 九州・山口医療問題研究会は、患者側で医療過誤事件を扱う弁護士と、医療関係者によって構成される団体です。弁護団は、医療相談窓口の設置など、通常の活動は各県単位でおこなっておりますが、年1回、夏に九州・山口各県よりメンバーが集まり、総会を開催しています。
 総会では、1年間の活動報告と総括、次年度の活動方針の確認、各県の医療訴訟の状況についての情報共有などをおこなうほか、開催地の協力医を招いて講演をいただくなど、研鑽のための勉強会もおこなっています。

 今回の総会(2018年7月)は、福岡で開催しましたが、県内の脳神経内科の協力医をお招きし、脳神経領域の医療安全について、講演をいただきました。続きを読む
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2015年11月15日

2015.12.12(土) 医療事故110番を行います!


 自身や家族の医療に関して、「事故」ではなかったのかという疑問を持ったまま、どこにも相談できずに抱えている方が多くおられます。

 そんな方々のための相談窓口として、私たち九州・山口医療問題研究会では、定期的な無料面談相談を行っておりますが、この相談窓口を広く知っていただく機会として、毎年12月に「医療事故110番」を開催し、電話による一斉相談受付をおこなっています。

 今年は12月12日(土)10時〜15時で電話を受け付けます。

 福岡弁護団では地域ごとに3つの相談窓口を設けました。

   福岡 092(641)2007
  北九州 093(591)9339
 筑後 0942(35)3036
 ※いずれも当日のみ有効な番号です。
 ※当日は弁護士が電話で概要をうかがい、後日無料の面談相談を行います。

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  全国的には2年に1度、名古屋に事務局があります医療事故情報センターの呼びかけで同様の一斉相談受付を行っており、今年は九州・山口だけでなく全国的にも一斉相談受付がなされます。

  全国の相談窓口は次のとおりです。

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  現在、医療基本法の制定に向けた取り組み、産科医療保障制度、そして、今年の10月1日よりスタートしたばかりの医療法に基づく新しい医療事故調査制度など、医療事故の経験を貴重な資源として事後的に検証し、将来の安全でよりよい医療を作っていくための参考にしようという取り組みが始まっています。

  あなたの声が、医療を改善する一歩になるかもしれません。

  どうぞお気軽にお電話ください!

(緒方 枝里)
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2015年09月29日

医療講座 患者安全と医療事故調査


 直前のご案内となってしまいました。

 添付のチラシのとおり、九州・山口医療問題研究会とNPO法人患者の権利オンブズマンの主催で、「医療講座 患者安全と医療事故調査 〜事故の再発を防止し、患者の安全を〜」を開催します。

 10月より、いよいよ法律上の制度としての医療事故調査制度が始まります。その意義、問題点、あるべき運用などを、この問題について長く関わってきた第一人者、木下正一郎弁護士に分かりやすく講演いただきます。

 ぜひふるってご参加ください。

  日時:平成27年10月3日(土)14〜17時
  場所:福岡市中央区天神2−12−1
       天神ビル11階9号会議室

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(管理人)
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2015年01月24日

市民大学「子宮頸がんワクチンに関する本当のQ&A」開催のお知らせ

直前のご案内になってしまいましたが、明日、NPO法人患者の権利オンブズマン主催、九州・山口医療問題研究会も共催している市民大学「子宮頸がんワクチンに関する本当のQ&A」を開催します。

みなさん、HPV(子宮頸がん)ワクチンってご存知ですか?
子宮頸がんの原因になりうるHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染を予防するためのワクチンのことです。

このワクチンが導入され、公費助成で無償で受けられるようになり、たくさんの女子中学生が接種を受けましたが、いま、全国各地でワクチン接種後に深刻な被害が出たという報告があがっています。
全身の激しい疼痛、けいれん、不随意運動のほか、記憶が失われて家族の顔がわからなくなる、簡単な計算もできなくなるなど高次脳機能障害の症状が出ている場合もあり、ワクチン接種後に少女たちにあらわれた被害は実に多様です。
被害者たちの訴えで、国は現在、ワクチン接種の積極的勧奨を一時中止していますが、十分な調査もできていないのに勧奨を再開するべきだという声もあります。

ワクチンの何が問題なのか、具体的にどんな被害が起こっているのかを知るために、この問題に造詣の深い
弁護士・薬害オンブズパースン会議事務局長の水口真寿美さんを講師にお招きし、ご講演いただきます。

外は寒いし、世間ではインフルエンザが大流行中。休日は家の中に閉じこもりがちになってしまう方も多いかと思いますが、HPVワクチンの問題は女子中学生が身近にいる人にとってはもちろん、将来自分の子どもや孫が予防接種を受けるかもしれない私たちみんなの問題です。

HPVワクチンの抱える本当の問題と被害の実態を学び、どう行動すべきか一緒に考えてみませんか?

ぜひ、多くのみなさまの参加をお待ちしています。

    記

日 時:2015年1月25日(日)午後1時〜4時
   ★受付開始 12時30分

場 所:天神チクモクビル 5階大ホール
   (福岡市中央区天神3−10−27/「那の津口」交差点のすぐそば)

参加費:一般 1,000円
    患者の権利オンブズマンの会員 500円
    中・高・大学生 300円

事前申し込み不要

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(緒方枝里)
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2014年11月20日

医療事故110番・北九州、筑後窓口も設置します


 先日、医療事故110番のご案内をしておりました。この110番は、従来、福岡における窓口のみで行っていましたが、今年は、北九州、筑後にも窓口を設置いたします。

  12月6日(土)午前10時〜午後3時
   福 岡:092(641)2007
   北九州:093(591)9339
   筑 後:0942(35)6055
       ※筑後は午後2時まで

 ご自身がお住まいの地域の弁護士にご相談したいという方、ぜひお電話下さい。

(管理人)
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2014年11月15日

医療事故110番開催のご案内


 全国の医療問題に取り組んでいる弁護士団体等は、2年に1度、12月に医療事故110番を開催しています。

 九州・山口医療問題研究会では、全国での開催がない隔年は、当会独自で110番を実施し、毎年開催としています。

 今年も、12月6日(土)10:00〜15:00、医療事故110番を開催いたします。

 092(641)2007 にお架けいただくと、当会所属の弁護士が応対いたします。この日はひとまず概要のみお聞きし、詳細については後日無料の面談相談を設定いたします。

 ご自身やご家族等の医療について、事故ではなかったかと疑問をお持ちの方、どうぞお気軽にお電話下さい。

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(管理人)
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2014年07月23日

市民大学 〜ココロもカラダも支えるかんわケア〜人生最後まで自分らしく生き抜く〜 に参加して

1 はじめに
 2014年2月8日、たたらリハビリテーション病院をお借りして、患者の権利オンブズマンとの共催で開催された市民大学〜ココロもカラダも支えるかんわケア〜人生最後まで自分らしく生き抜く〜に参加してきました。
 私を含めて約30名の市民の方々の参加がありました。

2 第1部 平田病院長ご講演「緩和ケア紹介〜自分らしく生きていくこととは〜」
(1)緩和ケアとは
 第1部は病院長の平田済先生から緩和ケア紹介〜自分らしく生きていくこととは〜と題してご講演をいただきました。
 まず、そもそも緩和ケアとは何かについてのご説明がありました。
 WHOの定義では、「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、QOLを改善するためのアプローチである」とされています。
 この定義の中でまず注目すべきは、緩和ケアの対象が身体的な痛みに限られないということではないでしょうか。
 がん患者の苦痛は多面的であって、精神的苦痛(不安、いらだち、うつ状態)、社会的苦痛(経済的な問題、仕事上の問題、家庭内の問題)、さらにはスピリチュアルな苦痛(生きる意味への問い、死への恐怖、自責の念)などの全人的苦痛を伴うものです。
 そこで、緩和医療においては、これらの身体的苦痛以外の苦痛に対する支援も行い、最後まで患者が人生を積極的に生きていけるように支えることまでもその内容とされているとのことでした。

 次に、緩和ケアが「疾患の早期」から行うとされていることも発見でした。
 緩和ケアというと、どうしても、がん等の疼痛の強い疾患の末期で治癒不能の場合のみ施されるものと考えがちですが、現在では疾患の早期から実施することもあるそうです。多くの医師や患者が麻薬に対する誤ったイメージ(中毒になるのではないか、寿命が縮まるのではないか、よく生きるためではなく楽に生きるための手段と感じる等)を持っていて使用に抵抗を覚えることが多いとのことですが、これらはどうも根拠のない先入観のようです。

(2)たたらリハビリテーション病院のとりくみ
 次に、たたらリハビリテーション病院の緩和ケア病棟で特に力を入れてらっしゃるとりくみについてご紹介いただきました。
 まず、住み慣れた我が家で過ごしたいという気持ちを尊重し、患者や家族からの希望があれば在宅で治療が受けられるよう、状態に合わせて退院、外泊、外出などのサポートを行っているとのことでした。
また、月1回の病棟行事や毎週火曜日の「季節の会」など患者や家族が参加できる行事を開催して、アットホームな温かさを提供されているとのことです。
 音楽療法士の方や、ドッグセラピー、芸術学校の学生などがボランティアとして参加し、これらの活動を支えられているとのことでした。
 そして、特筆すべきは、緩和ケアにおいてもリハビリテーションを実施しておられることです。
 リハビリテーションは、肉体的な動きを改善し、生活の質を向上させるためのものであり、苦痛の緩和とは関係が薄いようにも思われます。それだけでなく、残念ながら健康なころの日常生活を取り戻す可能性がほぼない患者については、リハビリは不要でないかとも思えます。実際、緩和ケア病棟でリハビリテーションを行っている医療機関は非常に限られるのではないでしょうか。
 しかし、日常生活動作ができなくなっていく、ということは単に日常生活に支障を来すというだけでなく、その患者の大切な自尊心を奪うものであろうことは想像に難くありません。場合によっては、死に向かっている、ということが実感され、不安や恐怖を募らせるきっかけになることもあるのではないでしょうか。そこで、たたらリハビリテーション病院では、緩和ケア、すなわち全人的苦痛に対する治療の一貫としてリハビリテーションを実施し、日常生活動作の改善・維持に努めておられるとのことでした。

(3)スピリチュアルケア
 緩和ケア病棟の課題についてもいくつかお話がありましたが、その中で印象に残ったのはスピリチュアルケアについてのお話でした。
 スピリチュアルケアとは、時間が限られる苦痛(死へむかうこと)、関係を失う苦痛(家族に迷惑をかける、孤独)、自分でできなくなる苦痛(排泄、歩行etc.)などの苦痛に対するケアを行うことです。
 実際の患者とのやりとりを題材にどのような形でスピリチュアルな苦痛に対するケアをされるかをご紹介いただきました。
 プライバシーに関わるのであまり具体的なことがご報告できないのが残念ですが、がんが進行して動けなくなり、さらに別の疾患で視力が低下して本も読めなくなった年配の患者から生きていても苦しいだけなので死にたいと訴えられたとき、その気持ちにどう寄り添い、どう導いたのか、あるいは、実際にはこれ以上の治療が困難だが治療を継続したいという気持ちが捨てきれず、いらいらして不満や怒りを周囲にぶつけてしまう患者に今後の治療の可能性はないことを伝える際、どのようなやりとりをされたかについて、そのときのご経験を語っていただきました。そのいずれについても、これが正解だ、という形ではなく、先生自身の悩みや迷いも含めてご紹介いただき、スピリチュアルケアの奥深さ・困難さを垣間見ることができました。
 自分自身の間近い「死」を現実的なものとして突きつけられる苦痛がどれほどのものかということは想像もつきません。ましてや、その苦痛をどのような形で感じるのか、どうやってそれと向き合おうとするのか(あるいは、そこから逃れようとするのか)はそれこそ人それぞれで、これをすればよい、というマニュアルがあるわけではありません。対応を間違えば、苦痛を深めてしまうこともあるかもしれない・・・。それでも、その困難なケアに取り組まれるたたらリハビリテーション病院の方々には頭が下がる思いです。
 先生がスピリチュアルケアの際の指針にされている言葉があるそうです。

「失ったものを数えるな、残ったものを数えよ。悲しみはやがてやってくる、だから今日を楽しむ。」

 この言葉を、医師、看護師、患者でどれだけ共有できるかがスピリチュアルケアにおいては大切であると考えておられるとのことでした。

(4)緩和ケア病棟で働くということ
 「死」を間近にした患者さんと常に接して仕事をするというのは、さぞかし精神的につらいお仕事なのではないかと想像してしまいます。
 しかし、必ずしもそうではない、ということを先生は2つの文章を通して語られました。
 1つは、心理療法士としてターミナルケアに関わるマリード・エヌゼル氏の著書「死にゆく人たちと共にいて」の「人生の終末を生きる人たちと共に歩んで、私は死そのものをより多く知るようになったわけではない。おそらく私は、自分の人生に与えられた喜びや悲しみだけでなく、息をしたり、歩いたりというごく当たり前のこと、日常のちょっとした出来事のすべてまでも、些細なところまで意識し、より濃密に経験しているのだ。」という一節。
 もう1つは、たたらリハビリテーション病院の看護師さんが書かれた「この病棟に来て一番自分が変わったことは、自分の家族を大事にするようになったことです。自分は人としてどのように生き、看護師としてどうありたいかを考える機会を、患者さんやご家族から与えていただいていると感謝し、今後も日々成長し、寄り添う看護を目指します。」という職場紹介の文章。
 「まさにこのとおりなんです。」と先生は言われました。
 現に、たたらリハビリテーション病院に従事している方々からは悲壮な様子は見受けられません。病院長のご講演もみんなで聞いておられましたが、そのときのリラックスした様子、そして、ご講演の中で触れられる日々のお仕事の様子からは、みなさんがお互いを深く信頼し、充実した時間を共有されているのが見て取れるようでした。
 死と向き合うこと、それによってよく生きること。哲学の世界で抽象的に語られるそれとは違う、具体的な人と人との関係から体感された大切な何か。そのかけらを受け取ったような、厳粛な思いに打たれました。

3 第2部 緩和ケア病棟見学
 第2部は、緩和ケア病棟見学でした。
 たたらリハビリテーション病院は、最上階である7階が緩和ケア病棟になっています。
 病棟全体が明るく温かい雰囲気で統一されていました。
 エレベーターを降りてすぐの談話室の広い窓からは若杉山、三郡山、宝満山を眺めることができるすばらしい展望が広がっています。晴れた日には山から朝日が昇ってくるのが見えるそうです。私たちが訪問したときは、お見舞いに来られたお孫さんとオセロに興じる方がおられました。
 病室は全て個室でプライバシーに配慮されています。
 また、それとは別に「こころの部屋」と呼ばれる部屋が設けられていて、一人で静かな時間を過ごしたい患者や家族が利用できるようになっています。
 家族用の控え室もあるので、家族が休憩や宿泊に利用することができます。
 それらの部屋が続く廊下を抜けると、広いホールがあり、ソファなどが置いてあってそこでもくつろぐことができるようになっていました。ホールにはピアノが設置されていて、音楽会等に利用されることもあるそうです。他にも、患者さんやボランティアの方が書いた絵や写真(あと、なぜかどなたかの自作の鎧兜も・・・)が飾られていて、華やかな空間になっていました。
 そのホールからは、広いルーフデッキに出ることができます。沢山の花が植えられており、小鳥が来るえさ場があり、メダカのいる水瓶があり、さらに野菜も栽培されていて、さまざまな自然に触れることができるようになっています。夏には流しそうめんをするなど、ここもイベント会場として利用されるそうです。
私達が見学にお邪魔した日は非常に天気のいい日で、ルーフデッキには太陽がさんさんと降り注いでいました。最上階にあるため周囲の眺望も開けていて、開放的な気分を味わうことができました。
 ここまで見てきて、見学者の方々からは「私も(緩和ケアを受けるときは)ここに入院したい!」との声が続出。それぐらい、温かみのある居心地のよい空間でした。

 その後、2階のリハビリテーションセンターを見学させていただきました。
 さすが「リハビリテーション病院」というだけあって、リハビリ器具は非常に豊富です。部屋も広々としていました。その中で、作業療法士や理学療法士の方の指導を受けながらリハビリに励んでいる方々がおられました。
 リハビリセンターの出入口には職員の方々の顔写真が貼ってありましたが、引率の看護師の方が笑いながら「患者さんから写真の顔が暗いって言われたので、わざわざ撮り直したんですよ」と紹介してくれました。患者さんと看護師さんが自由にものを言い合える関係ができているんだなあと感じました。

4 おわりに

 市民大学の一日は、いろいろなことを考え、学ぶことができた充実した一日でした。
 この経験は、きっと、私自身や、家族や友人が間近い死を迎えるべき立場になったとき、考えるヒントを与えてくれるのではないかと思います。

(石井謙一)
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2014年05月09日

筑後医療事故電話相談110番


 九州・山口医療問題研究会福岡県弁護団では、2014年4月1日から筑後地区での相談を希望される方々のために、久留米市を中心に相談を受けることができる体勢をとることにしました(筑後相談窓口開設参照)。

 今回、筑後医療事故相談窓口設置を広く知っていただくために、下記要領で110番を行います。

当日は、弁護士が常時待機し、電話での相談受付に応じます。この電話受付では、事案の概要のみを伺い、詳細については、後日無料の面談相談を設定させていただきます。

ご自身やご家族の医療に関して、事故ではなかったのかという疑問をお持ちの方、一人で抱えずに弁護士に相談してみませんか。

 あなたの声が、医療を改善する一歩になるかもしれません。

  【実施要領】
   日  時:2014年5月17日(土) 午前10:00〜午後3:00
   電話番号:当日受付番号0942(36)2078
       ※当日のみ有効な番号です

(管理人)
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筑後相談窓口開設

 当研究会では、これまで福岡市と北九州市で弁護士による医療事故相談(法律相談)を行って来ましたが、2014年4月1日から筑後地区での相談を希望される方々のために、久留米市を中心に相談を受けることができる体勢をとることにしました。


【実施要領】

1 開始時期:2014年4月1日〜

2 申込先 :0942(27)6090
       筑後相談受付

3 相談方法
 申込先にお電話いただければ、相談カードをお送りいたします。受け取られましたら、相談カードに必要事項をご記入のうえ、上記申込先にご返送下さい。相談カードが届きましたら、こちらで相談担当弁護士を決めて同弁護士から相談日時・場所のご連絡を致します。

4 相談場所:原則として、相談担当弁護士の事務所です。

5 相談料
 初回の相談料は無料です。
 2度目以降の相談や事件処理を弁護士に依頼される場合には有料になります。その場合は、事前に相談担当弁護士が費用等の説明を致します。

 今後、他の相談同様ご利用いただければ幸いです。

(管理人)

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